帯状疱疹後神経痛の症状
帯状疱疹後神経痛の特徴的な症状は?
お一人おひとりで症状は異なります
帯状疱疹の痛みが引き続き残っている場合、帯状疱疹後神経痛と診断されます。
帯状疱疹の延長線上にある痛みですので、患者様お一人おひとりで症状は異なります。
神経によって現れる痛みは異なりますので、どんな痛みが残るかは個々の患者様で違い、ピリピリとする痛みやズキズキとする痛みが残るという方もおられれば、電気が走るような痛みがずっと続くという方もおられます。
そのほか、鈍い痛み、重い痛み、かゆみをともなう痛み、しびれ、皮膚の違和感など多様な痛み・症状が現れます。
「長期にわたって治りにくい痛みが続く」のが特徴です
こうしたことから「帯状疱疹後神経痛の特徴的な症状」としてひとくくりにすることは難しく、強いて言うなら「長期にわたって治りにくい痛みが続く」のが特徴です。
治療によりある程度まで改善させられても、「あと少し」「もう少し」のところで改善が止まって横ばいになってしまう傾向にあります。
普段の生活にどんな影響があるのか?
痛みのために夜眠れなくなることも
帯状疱疹後神経痛の影響として、痛みのために夜眠れなくなることが挙げられます。
強い痛みのために睡眠を阻害されてしまい、睡眠不足となってしまうことがあります。
眠ることは生活の基本ですので、よく眠れなくなると体調が悪くなり、体調が悪いと治りが悪くなるというように悪循環に陥ってしまいます。
集中力の低下・うつ状態になることも
持続的に強い痛みがあることで、集中力の低下、意欲の喪失、うつ状態などの影響も考えられます。
長期的に痛みが続いているため、外出したくなくなる、何もしたくなくなるという方もおられます。
このように帯状疱疹後神経痛は日常生活に影響するものですので、帯状疱疹の初期のうちから適切な治療を受けられて、帯状疱疹後神経痛へ移行するのを防ぐようにすることが重要となります。